君の背中に
「じゃぁ、5時まで特訓すっか!
あっ、綾ちゃんもやってく?」
「姉ちゃん超下手だよ」
「失礼でしょいくらなんでも」
「え?体育“2”じゃなかったっけ」
「んな事ここでバラさないの!」
「変わってないね」
伶くんは笑った。
「鬼ごっことかで鬼になるとさ
終わるまでずっと鬼だったよな」
「ダッサ、こいつ」
「でも絵だけは昔から上手だった」
「絵だけはってなんですかっ」
ひどーいと抗議しながら
あっ、覚えててくれたんだと
小さなことだったけどとても嬉しかった。
でも運動音痴じゃダメかなとか
少し考えたりもした。
やっぱり…好きなんだ、伶くんのこと。
小さく確信した。
あっ、綾ちゃんもやってく?」
「姉ちゃん超下手だよ」
「失礼でしょいくらなんでも」
「え?体育“2”じゃなかったっけ」
「んな事ここでバラさないの!」
「変わってないね」
伶くんは笑った。
「鬼ごっことかで鬼になるとさ
終わるまでずっと鬼だったよな」
「ダッサ、こいつ」
「でも絵だけは昔から上手だった」
「絵だけはってなんですかっ」
ひどーいと抗議しながら
あっ、覚えててくれたんだと
小さなことだったけどとても嬉しかった。
でも運動音痴じゃダメかなとか
少し考えたりもした。
やっぱり…好きなんだ、伶くんのこと。
小さく確信した。