君の背中に
「彼氏募集中」

自虐交じりに書いてみた。
今は正直1人でいいけど。



「なんかごめんね?
 無理矢理付き合ってもらって」

「全然いいよ、
 いい気晴らしになったし
 話も聞いてもらったし」

「じゃぁ、また明日」

マックに行った後
それぞれ家に帰った。

「また何かあったらウチに言いなよ?」

最後に里央はそう言ってくれた。
その言葉が純粋に頼もしかった。


さっきまで心を沈ませてた失恋も
少しは晴れた気がした。
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