意地悪王子と天然彼女



しばらくずっとその場に居たから戻ろうと思った…。

ふられるのは分かっていても、やっぱりあんな言い方をして来てしまった海に謝りに行きたいから…。


そして立ち上がろうとした瞬間…、


「おっと!この子めっちゃ可愛いんですけど~~!!」


一人の男の人があたしの顔を覗いてきた。


「どれどれ……ヤベェな!彼女にしてやりた~い!」


「えっ出来んじゃね?亮平なら!!」


「まぢ?えっじゃあ俺の女になる?」


亮平と言われた男の人はあたしに話しかける。


『なりません。』


あたしはきっぱり断りその場を去ろうとした…。


だけど腕を強く引っ張られた。


「そういう言い方する子にはお仕置きが必要だなぁ~」


『…え…!なにする……やっ!!』


突然あたしの服を脱がそうとする男。




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