意地悪王子と天然彼女
「そうと決まったら早速龍の所に行かなくちゃ!!」
『そうだね、あたしも海の所に…♪』
そしてお互い急いで彼の所へ向かう。
「お待たせ~~!」
梨麻が飛びつくように山下君に抱きつく。
そして仲良く会話をしだす二人。
『……お待たせ……』
さっきの海との話を思い出すたびに顔が火照る。
「じゃ行くか。」
さっきと同じ様に手を出してくれる。
その手をあたしは離さないようしっかり握りしめる。
さっき梨麻と話していたように二人二人で歩きだす。
しばらくして皆さん結構歩いたから喉が渇いたらしく山下君と海はジュースを買いに行ってしまった。
あたしと梨麻の分も買ってきてくれるからあたし達は待っていた。