意地悪王子と天然彼女
でもこのままとぼけた様に続けないと大変な事になりそう。
ここはとりあえず…誤魔化すしかない。
『そ…そんな事したっけ?』
「本当覚えてねぇのかよ…。」
疑っているような目で見て来る。
『う…うん……。』
「ふーん…。自分でした事も忘れちゃって…。」
『…あはは……』
「まぁ忘れてるんだったらお仕置きは倍増だな。」
『へっ!?』
今、言われた事に耳を疑う。
「だからお仕置き倍増。」
ニヤニヤした目つきで言ってくる。
『お、お仕置き!?しかも倍増!?』
「あぁ。」
ヤダヤダ!絶対嫌だよ!!
だいたい何ですぐお仕置きに行く??
…おかしいよー……。
でも今さら思い出したなんて言っても無駄だろうし…。
困った……。