意地悪王子と天然彼女

美亜への危機





『……お…おはよう…。』


「おはよう…って美亜?オーラがすごいよ…」


会っておはようって言ってその次の一声がそれですか!


『え、そうかなー?いつもと同じだよー』


普通だと…思うんだけど…?


「何かすっごく暗黒な霧の中にいるみたい…」


梨麻からはそう見えているらしい。


「本当大丈夫?昨日眠れた?」


『…う、うん…寝たよ…?』


梨麻には心配掛けたくないから嘘を付いたけど…


「嘘つき!顔に書いてあるよ!!」


すぐに見破られました…。


「もう…正直に言ってよ。私は大丈夫だから…。」


あたしが思っていた事も分かってしまったみたい。


『う…ん…。』


「とにかく!私には何でも相談してよ?」


心配そうに聞いて来る梨麻。











< 196 / 221 >

この作品をシェア

pagetop