意地悪王子と天然彼女
『はーい…。』
「よし!そうじゃなくちゃね!」
でもやっぱり昨日合った事は…言えなかった。
言いたいと思っても声に出しては言えない。
『これじゃ相談もできないよ…。』
小さい声で呟いた。
「ん?どうかした?」
『…ううん!なんでもない。』
きついよ…。
そう心の中で呟く。
『はぁ…。席に着くか……。』
気分が下がりながら戻る。
「あっおはよー!美亜ちゃん!!」
『おはよう。当真君…。』
ニコッと笑って言う。
「今日はもう大丈夫?」
『あ、心配してくれたんだ。ありがとう。もう大丈夫だよ!』
わざわざ心配してくれるなんて…。
優しいなー!