意地悪王子と天然彼女



……チュッ……



「……頬じゃねーよ…。こーこ。」



そう言いながら海は唇を指している。



せっかく頑張ったのに…

しかも唇だなんて…

でももっと酷いお仕置きになるのは嫌だし…




『じゃあ目瞑っててね‥』



「…あぁ…。」



そう言って海は目を閉じた。


< 52 / 221 >

この作品をシェア

pagetop