意地悪王子と天然彼女




『……ねぇ……。どいてよー……』


「いやだ…。」


そう言って意地悪な笑みを浮かべている。


『…こっこれじゃあ勉強出来ないじゃん…』


「なんで?出来るよ。…楽しい楽しいお勉強が……♪」



ヒィィーーー!!!

黒いオーラがぁ……!!

まさに今の海は悪魔だ…




『さっきから楽しい勉強、勉強ってどういうべ……ッひゃあ…』


その瞬間海はあたしの太股の内側をスーーッと人差し指で撫でた。


「こういう勉強だけど?それとも何?もっと激しーい勉強がいい?」



……悪魔というのはまさしくこういう人の事だ…。




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