意地悪王子と天然彼女



「実はね……山下君の事…好きになっちゃったんだ……。」



やっと言ってくれた…!



「でもね…山下君の事好きな子多いし…」



あたしはうん、うんと頷きながら話を聞いている。



「だから…諦めるしかないかなって…」



うん、うん……って…え!?



『ダメだよ…諦めちゃ…。確かに山下君の事を好きな子は多いかもしれない…。

だからこそアタックしていかなきゃ!

梨麻なら頑張れるよ。もっと自分に自信もって!』




「ありがとう…美亜に言ったらスッキリした。頑張ってみるね!」



『ううん…困った時はお互い様だから…!あたしはいつでも梨麻の味方だからねっ。』



「なんか、やる気が涌いてきた。今度話しかけてみようかな…(笑)」



良かった…お役に立てて。



『頑張れ!応援してるから。』



「うん、本当ありがと!」


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