〜初恋〜アナタに溺れる

記憶のなかに

翌朝、愛しい人の腕の中で目覚める。


「おはよ」

そっと額にキスを落とす。


何とも言えない、くすぐったい瞬間。


「猛、もう10時だよ。用事あるって言ってなかった?」


う〜ん…と唸って私の腰に抱き着く。


うっ…ちょっと、かっ…かわいいかも。


もう、仕方ないなぁ。


無理に起こすのも可哀相に思って、そのまま寝かせてあげた。


まさか、その用事が人と会うためとは知らずに…


そして、それが


大惨事に繋がるなんて…


誰が予想しただろうか。



その選択が悲劇の始まりになるなんて…







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