〜初恋〜アナタに溺れる
猛はただ真っすぐ私を見てた


見透かされてるような気がして…


私は露骨に目を逸らしてしまった


「で、なんだっけ?」

動揺を隠すように、わざと明るい声を出した


「ケーキ。小さくてもいい?」


「うん。今、小さめが多いかな。」

「そっか。問題はデザインなんだよねぇ…」


そう、ケーキに描く何かを決めなければならない。



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