犯人ゲーム



俺は近くの誰のかもわからないソファに腰を落とし、大きく息を吐いた。


疲れた。体がダルい。


それもそうだろ。


一昨日から、と言うかここに来てからほぼ飲まず食わずでしかも常に緊張のしっぱなし。


体調を崩さないほうがどうかしてる。


目を瞑ると、ん~。睡魔に秒殺されそうだ。


あと六時間しかないんだ、寝てる暇なんてない。


それに今寝たらーー。


「ーー起きろクソ野郎」


こめかみに当たる硬い、冷ややかな感覚。


やっぱり来たか。


俺は緩慢にまぶたを開けた。


俺を中心に、囲うように男女が四人。


考えるまでもなく俺と陽一、望美を除いたクラスメートの生き残りだ。


「てめぇが犯人なんだろ」


こめかみに当てられた銃が押し付けられる。


流石にこれは痛いな。


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