甘い甘いキスをお姫様に
最悪な出会い
あたしはなんとなく並んで歩く事が出来なくて、その人の後ろ姿を見ていた。
背高いなー…顔も大人っぽいし、腕とかも、筋肉付いててスラッとしてるし
見るからにスポーツマンって感じだ。
「そーいえば、俺も新入生なんだー♪タメだな!!」
いきなり振り向いたと思ったら、びっくりする事を言った。
『…えぇぇぇぇぇ!?』
あたしは思わず叫んでしまった。
ビックリしてるあたしとは反対にニコニコしてる目の前の男の人。
『え?本当に?』
「本当にー♪そんなにビックリした?」
『だって、ずっと先輩だと思ってたから…。』
突然の事に馬鹿な頭は付いていけない。
「実は俺も、最初は中学生かな?って思った!」
『んなッ!?ひどいーー!!たしかに子供っぽいって言われるけどー…』
けっこう気にしてたのに改めて言われるとけっこうショックだー…
「ははッ!!嘘嘘、ごめんなー。」
『うぅーひどいー!!』
あたしはその人の腕にパンチした。