【完】君の笑顔





ベッドまで連れていくと、寝ておくよう言って僕はナースステーションへと向かう。



向かいながら、清水先生に報告の電話を入れる。




『はい』


「あ、高橋ですけど、岡本さんが発熱しました」


『何度くらい?』


「まだこれから計る所ですけど、8度は越しているかと……」




あの熱さは、そこそこ高いはず。


一応今分かる事を清水先生に伝える。




『そっか。なるべく常温の水分飲ませて脱水症状があるようだったら点滴入れて。

何か食べれるようだったら食べさせても良いから』



淡々と指示してくれる清水先生の言葉に耳を傾ける。



「分かりました」


『頑張ってねー』


清水先生の朗らかな応援を聞いた後、終話ボタンを押した。








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