君にキス
『ったく…お前のせいだぞ…』


シャンプー嫌いなクルミが逃げ出して3日目…長い逃亡だった。


クルミを抱いたまま立ち上がり公園の入口に目をやると、息を切らせて走ってくる人物が見えた。


さっき、見ていた女性の通報によるものか…

ミニスカートでおもいっきり走ってくる女性警官。

このまま知らないふりをして通り過ぎるか…


そのままクルミを抱いて…通り過ぎるつもりだった…


女性警官の顔を見るまでは…



な、なんで…この人が…


しかも、警察官…かよ…



ようやく出逢えた…

ようやく再会できた…
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