光の姫は何を見る
「ほぅ。先程よりかはやりおるな。じゃあこれではどうだ？」


そう言いながら闇の王はもう片方にも剣を出した。


そしてその剣でカイジ君に斬りかかる。カイジ君は片手で片方の剣を防ぐけどもう片方の剣はカイジ君の頭を狙う。


「危ない！」


あたしは目を閉じながら叫ぶしかなくて、だけどカイジ君は余裕という感じで呟く。


「オレ一人じゃないって言わなかったか？」


その言葉と一緒にガシャッという音が聞こえて目を開けるとライト君が槍の柄で闇の王の剣を止めていた。



ホッと安心してるとカイジ君の怒声が響き渡る。



「おい！ ヒカリ。早く技を出すために力を練りやがれ！？」



「はい！」



あたしはカイジ君の言葉を聞いて再び力を練り始めた。


少しの間は彼らに任せて今は自分のことに集中しないと。



彼らの戦いぶりを見てそう思った。





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