光の姫は何を見る
えっ! なんでこんな光が強いわけ?


あたしが思い浮かべた光の玉はピンポン玉みたいな小さな光。


だけど今目の前にあるのはサッカーボール並の大きさの光の玉だった。



これってどうすればいいの?


あたしは状況が分からずにパニックに陥ってるとまたあの声が聞こえた。


『貴女はいつも慌てすぎです。落ち着いて光を圧縮するんです』


光の姫の声があたしの頭に響いたのだ。


「光を…圧縮…」


ポツリとそう呟くと頭がスゥと冷えていく。


そして一度深呼吸するとサッカーボールくらいまで大きくなった光を圧縮させて丸くするようなイメージをした。




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