光の姫は何を見る
「なんかライトに取られたみたいですね。暴走仕掛けた能力を抑えこめることは凄いと思います
さすがは光の姫の能力です」



茶々木さんは楽しそうにそう呟いた。


「あの…それって褒めてないですよね?」


「白原さんは何を言ってるのです? 僕はちゃんと褒めたじゃないですか」


そんな棒読みで言われても嬉しくないから!


棒読みで言う茶々木さんにツッコミ(心の中でだけど)を入れていると頭がクラッとした。


これって力…の使い過ぎ?


そう思った瞬間にあたしは力が抜けたように再び倒れたのだった。


「ヒカリ!?」


という皆があたしの名前を呼ぶ声を聞きながら…。




< 79 / 135 >

この作品をシェア

pagetop