光の姫は何を見る
ヒカリが倒れた瞬間にヒカリの身体が光に包まれた。
「なっ! ヒカリの身に何が起きたんだよ!」
カイジが驚いた声で叫んだ。
するとヒカリは倒れたにも関わらず口を動かしていた。
『彼女は少し力を使い過ぎたようですね』
その声はヒカリの声のようでヒカリの声ではなかった。
「貴女は誰なんですか?」
ヒカリの身体にいる何者かにフウタは問い掛けた。
「彼女は光の姫ですよ」
フウタの問い掛けに光の姫が答えずに茶々木が答える。
『私が何者かがわかる者がいるとは思いませんでした。
彼女の能力はまだ不安定。ですからあなたがたの力を彼女に貸して下さい』
光の姫がそう言うと光輝いていた光が消えた。
それと同時にヒカリの身体はまた倒れた。
その身体をライトが支えてヒカリをベッドに寝かした。
また今日も一夜は過ぎていく。