光の姫は何を見る
「本当に能力が使えるか俺が確かめてやるよ」
ニヤリと笑いながらカイジ君があたしの肩を触れようとする。
「あっ…! 今はやめた方が…」
あたしが言い終わる前にカイジ君は触れてしまっていた。
その瞬間、あたしの体がピカッて光る。
「いってー!」
あたしに触れたカイジ君はそう大声で叫ぶ。
「だから言ったのに」
あたしはカイジ君を横目に見ながらポツリと呟いた。
するとフウタ君が恐る恐るあたしに近づいてきた。