光の姫は何を見る
あとはこれをシャドウに当てるだけ。

そう思っていると急にあの頭痛が来た。


「いたっ!」


急に来た痛みに耐えられなくてその場に座りこむ。


光の姫はあたしにはまだこの技が早いって思ってるってこと?
だからって皆に守られてるだけじゃあ嫌なの。


『この力を使うと貴女の体はもたない。 それでもいいの?』

あたしの質問に答えるように頭に光の姫の声が響いた。


「あたしの体がもたないとか関係ない! あたしは皆と一緒に闘いたいだけ」


そう叫びながらあたしは立ち上がった。

『貴女のその言葉を待っていました。力をかしましょう』


光の姫の声が聞こえたと同時に体が熱くなる。


なんだか力がみなぎってくる。


あたしはさっき作った光の玉を放った。




< 95 / 135 >

この作品をシェア

pagetop