SAYONARA
「功先輩に言ったほうがいいのかな?」

 由紀子は美枝を見つめていた。

 美枝が別の男と楽しげに話をしていた、と?

 そんなこと言えるわけがない。

 彼女の笑顔を見ていると、胸の奥が苦々しくなってきた。。

「そのときに考えるよ。今は黙っておいて」
< 17 / 101 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop