SAYONARA
彼女が中学に入学してからの友達なので、彼女との付き合いは三年になる。一緒に遊びに行く事も多く、普通のクラスメイトよりは親しいといってもおかしくない間柄だった。
本当は敬語も必要ないと思うが、その辺りは由紀子のこだわりらしい。
「なんとなくね」
「あたしが聞きましょうか? 北川さんに」
彼女は席に座ると、テーブルの上においてあったメニューに目を通す。
店員がやってきて注文を取る。由紀子が頼んだのはイチゴショートのケーキセット。あたしはチョコレートケーキのケーキセットを注文した。
「でも、二人の問題だから」
由紀子と美枝が親しいならそれでいいかもしれない。
二人はクラスメイトではあるが、親しいわけではないようだった。
そんな美枝に由紀子が聞くのが良い事なのか分からない。
由紀子は人を傷つけるような言葉を言わないが、たまに無用心な言葉を言ったりする。本人に悪気がないのは百も承知。
そんなことを延々と考え、答えが出ずに、昨日から延々と時間を過ごしている。
本当は敬語も必要ないと思うが、その辺りは由紀子のこだわりらしい。
「なんとなくね」
「あたしが聞きましょうか? 北川さんに」
彼女は席に座ると、テーブルの上においてあったメニューに目を通す。
店員がやってきて注文を取る。由紀子が頼んだのはイチゴショートのケーキセット。あたしはチョコレートケーキのケーキセットを注文した。
「でも、二人の問題だから」
由紀子と美枝が親しいならそれでいいかもしれない。
二人はクラスメイトではあるが、親しいわけではないようだった。
そんな美枝に由紀子が聞くのが良い事なのか分からない。
由紀子は人を傷つけるような言葉を言わないが、たまに無用心な言葉を言ったりする。本人に悪気がないのは百も承知。
そんなことを延々と考え、答えが出ずに、昨日から延々と時間を過ごしている。