SAYONARA
入り口付近にある飲食店の脇を擦り抜け、食料品売り場に到着する。
その入り口付近に置いてある緑の買い物籠に手を差し伸べる。買い物籠を手にして、別にこれは取る必要もなかったのかもしれないとも考えていた。
振り返るとカゴ置き場には別の人がカゴを取っていた。
一度手にしたかごを戻すのも気が引け、調味料が売ってあるコーナーまで行く。
天井から吊り下げてあるプレートを確認しながら歩くと、丁度三つ目の棚のところに「調味料・粉類」と書かれている。
三つ目の棚の前を曲がろうとしたとき、自然と足が止まった。そして、体を棚の影に潜めていた。
その入り口付近に置いてある緑の買い物籠に手を差し伸べる。買い物籠を手にして、別にこれは取る必要もなかったのかもしれないとも考えていた。
振り返るとカゴ置き場には別の人がカゴを取っていた。
一度手にしたかごを戻すのも気が引け、調味料が売ってあるコーナーまで行く。
天井から吊り下げてあるプレートを確認しながら歩くと、丁度三つ目の棚のところに「調味料・粉類」と書かれている。
三つ目の棚の前を曲がろうとしたとき、自然と足が止まった。そして、体を棚の影に潜めていた。