初メテノ恋


慶がため息をついたと同時に女子が話かけてきた。

「永井!」
「ひっ!!!」

僕は驚いて慶の後ろに隠れた。


「「???」」


2人はお互いの顔を見合わせた。

「な・・・・・何?
僕に何か用・・・・?」

僕がそう言うと、女子は呆れた顔になった。


「あんた、今日日直だよ!!!!しっかり仕事しなっ!!」

ポス。

女子はそう言うと、日誌を僕の机の上に置いて教室を出ていった。


「日誌・・・・・」
「はぁ・・・・何で怖がるかなぁ・・・・ものすごい美人だったのに・・・・」



慶はそう言うと、飴を取り出して食べだした。


確かに・・・・綺麗な女子だったとは思うけど・・・・・。


肩で切り揃えた艶やかな黒髪
大きなキリッとした目
スラッとした長い手足


でも・・・
怖いよぉ・・・・・!!

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