王国ファンタジア【氷眼の民】―ドラゴン討伐編―
馬の手綱を引き、レインと馬達は氷の家へ戻って行った―――
食事はベリルが仕留めた小動物や果物。
魔法石を使い氷の暖炉に火を灯し、それを利用して肉を焼いた。
溶けない氷に関心するベリル。
肉はこんがり良い焼き色になり、五等分に均等にして分けた。
どことなくベリルとセシエルの量が少ない気もするが、三人は気付かず熱い内に食べる。
レインは他の者が全員口にしてから、やっと自分の分の食事を口にした。
やはりまだ信用出来ていないようだ。
食事を終え、今後についての作戦会議。
レイン達が向かっているのは、北のアレグリア平原。
広大な平原地帯にドラゴンの住処があるらしく、とても巨大なドラゴンらしい。