続・彼女が愛した温もり


『バカ
コーキのバカ‥』

バカだよ、本当
私の事ときめかせるなんて一万年早いよ


『俺、頭いいって言ってない』


私の手を握りながら
開いた扉から出て廊下を歩くコーキ


いま背中しか見えないよ

どんな顔してるの?


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