続・彼女が愛した温もり


拒否なんか出来ず


何もない場所へと堕ちてゆく

次第に激しくなるキスに
互いに背中に腕を回して
応えあう

舌を絡めて腕を絡めて
髪に触れて

床に崩れる

背中に回されていた男らしい腕は
目に触れて唇に触れて
体へと下がっていく

体を隠す服もなくなって生まれたままの姿が露わになる

ただ優しくて‥
触れる指が唇が優しくて拒否できなかった。

ただ、もう体を重ねるのはコーキだけだと思っていた。

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