続・彼女が愛した温もり


『大切にする』

久しぶりに再会した時に言ってくれた。

『結婚しよう』

こんな高校生の私に将来を約束してくれた。


私は何をしているんだろう-

こんな風に汚れていく私にコーキは
またプロポーズしてくれる?
また好きって言ってくれる?


きっと、言ってくれるコーキなら‥

でも、きっとそんなプロポーズや愛に意味はない

耳に触れてピアスがない事を改めて感じる

バカみたいな同情のセックスに何の意味もない。

けれど、意味を探すとしたのなら
結局は『偽り』でしかない。

< 116 / 205 >

この作品をシェア

pagetop