続・彼女が愛した温もり
そんな私たちを見た唯さんが一言いった。
重苦しい低い声で…
『殺人者に何言っても無駄よ。
この女が私たちの息子を殺したのよ』
死んだような目が怖い。
パパの胸ぐらを掴んだ手が弱まった。
唯さんの目が怖くて、手に力が入らなかった。
殺人者…
私を殺人者と怖い目で言った。
『唯…それは言い過ぎだ。』
パパが唯さんを見て言った。
『でも、この子が私たちの息子を殺したのよ!』
八つ当たりもいいとこだ。
そんな重苦しい部屋のドアが開き
人が入ってきた。