続・彼女が愛した温もり
顔を歪めるコーキの頬にキスをして
゛もっと、もっと
こんなんじゃ足りない。
激しい中に優しさがやっぱり潜んでる。
優しさとか気遣いなんていらないから
激しく荒くその中に愛を注いで″
言い終えた後
コーキは苦笑いしながら
『俺も体力尽きるな
明日は筋肉痛だ』
と笑った
それからは本当に激しくて
でも、やっぱり優しさは潜んでいた。
結局、私はコーキのそんなトコが何よりも好きだったりする。
『あー愛してるって言ってもらってない!』
行為が終わってベッドで身を寄せ合うコーキに睨みながら言った。
『いやー…あの激しさに声なんて出なかったよ
カレンにあんな趣味があったとは。
大変な彼女持ってるよな俺』
『ちょっと!変態扱いとかヒドい…
でも、結局激しいおかげで最高に気持ち良くなれたじゃん』
『それで、良かったと言っていいものか…』
小さな笑いがおきるベッドで
2回戦は行われなかった。
ただ、行為の間に忘れていた
愛の言葉の催促をしていたのは言うまでもない。