続・彼女が愛した温もり
『コーキくん…
香織さんはね、カレンのお母さん』
なるほど…
だから似ているのか。
『あ、はじめまして…』
名刺を差し出すと香織さんは明らかに誰だろうという顔をした
『カレンとお付き合いさせていただいてます』
改めて言うと香織さんは
『あぁ…』と呟き立ち上がった
『あなたがカレンちゃんに家族の温もりを教えた方…?』
『家族の温もり…?』
『えぇ…
カレンちゃんが私の元恋人の自宅に来たとき言ったのよ
あなたのおかげだったのね‥
あの子、愛を知ったようで強くなった』