FORTH〔前編〕

「ユナ……生きてた…
あたしは…」



死んでしまったのでは
ないだろうか


時折不安に刈られていた



でも…抱きしめる腕に
抱きしめられる腕に
感覚がある





現実だ…





「あたしは……
今眠ってるの…」




ユナは悲しげに
顔を伏せる






< 106 / 166 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop