FORTH〔前編〕

腕の中に眠る
稟音を見つめる



「これからあたしは
この子を守りきれる
だろうか…」



不安でいっぱいになり
セナは俯く


その瞬間頭に
優しいぬくもりを感じた




とっさに顔を上げると
舵がセナの頭を撫でていた





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