Bullying-いじめ-
「おそいよ~。さ、いこっか?」


そういって先に教室の中に入ってしまった。
野次馬があたしのために道を広げてくれている。
教室へと足を踏み出した。



中では、元彼氏が真希亜に向かって怒声を浴びせていた。
真希亜の目には涙が浮かび、制服はぼろぼろ。
髪はぐちゃぐちゃ。
心はもうズタズタにされてるんだろうな。


「……っ」


あたしは傷だらけの真希亜をただ見ている事しか出来なかった。


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