ラブミーアゲイン


「…てください、起きてください、朝ですよ、ユキさん」

「……敬語、」

「っも、もう起きてるみたいだし、私朝食の準備を「綾芽」


俺の体を揺すっていた綾芽の腕をぐいっと掴んで、唇を重ねた。


キスの合間に零れる綾芽の声がイヤラシイ。

舌を入れることはせずに、綾芽の上唇を舐め、下唇を舐め、しゃぶる。


寝ていた体勢から綾芽を引っ張ったので、俺の上に覆い被さった状態で俺のキスを受け入れている綾芽に、まるで綾芽に襲われてるみたいだ、と思った。

自分で引っ張って、キスしたけど。


< 7 / 49 >

この作品をシェア

pagetop