学園ぷりんせす



「麗先輩は…?なんで大玉転がしなんですか?」

「ん?んーっとな、密着して、肌と肌のスキンシップを高める為にやったほうがいいんじゃないかなーと思って(要するに乳と尻を触りたいだけ)」


何が肌と肌のスキンシップだよ…全然かっこよくねぇ…


「どちらもいいんですが、私は借り物競争がいいです。」

「は!?」


麗さんは勢いよく立ち上がった。


「何で大玉じゃねーんだよ!桜!!」


麗さんは矢崎桜の肩を掴んだ。


「私、大玉転がしのプロなんです。」

「プロ………?」


バカばっかりで頭痛くなりそうだ…


「はい!義務教育9年間の中、私がいたチームは負けたことがないんです!なのであまりやったことのない借り物競争がしたいです。」

「桜がそう言うならいっか。じゃあ紙に書いて一緒に出しに行こうぜ。」

「ふっざけんなよ、俺様も行くぞ」


ここで秀がいたら、もっとうるさくなってたな。秀が風邪ひいて休んでてよかった。

俺は鞄を持ち、生徒会室から出ようとしたその時だった。


「上原くん、待って!」



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