学園ぷりんせす



次の日―――――


「今日のHRは10月に行う体育祭でやる種目決めだ。」


たまたま隣の席の矢崎桜は、俺の肩をトントンッと叩く。
…俺が伏せて寝てるっていうの見てわかるだろ……


「上原くん?起きて…」

「………。」

「種目決めだよぉお!!起きないと変なのにされちゃうよ!!」

「………。(怒)」

俺をがくがくと揺らす。なんか腹立ってきた


「上原く…
「…うるせぇんだよ……!」


俺は起きて、矢崎桜の腕を掴んだ。
矢崎桜は驚いた顔をしている。

「…あんたうざすぎんだよ。他人のことじゃなくて自分のこと考えろよ」



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