学園ぷりんせす

「…泣いたら俺が慰めると思った?」




「私は上原くんと一緒に借り物競争出ようと思ったのに…」

「…そういうの。俺的にすげーうざいんだけど」

「……ごめんなさい…」


俺はフッと掴んでた腕を離した。今にも泣きそうな顔で俺を見た


「矢崎さんと上原はクラス対抗リレーに決定しましたー!がんばってねー!ついでに矢崎さんは希望通り借り物もね!」

「え!?リレー…!?」

「だって空いてたし、二人とも生徒会の人だからなんとかなるかなーと思って!」


なんでこいつと一緒にリレーなんだよ…というか、このクラス勝手すぎ…


「上原くん…」

「…何?」

「私…クラス1足が遅いの…100M25秒だし……」


どうやったらそんな糞遅いタイムが出るんだよ、絶対本気出してねぇだろ




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