学園ぷりんせす



神さんは頑張ったものの、結果2位。
どうやら長身で足長いくせに三輪車をしたのが凶と出たらしい。


「クソッ…三輪車を侮っていた…もっと特訓しとけばよかった……!矢崎、見てく…」

「あ、次私ですね!では借り物行ってきますね☆」


矢崎桜は神さんをスルーしてスタート地点に行った。
すげースルーしたな。神さん泣くぞ


パァン!

矢崎桜は走りだした。
箱の中に手を入れ、紙を広げる。
そして俺達生徒会のほうを見る。


「神ー!紙になんて書いたの?」

「聞いて驚け。あの箱ん中は全部『理想の異性の人』と書いておいた。ぐへへへ」

「つまり、お前が細工したってことか…」

「そう」

「お前やるときはやるな…少し尊敬したぜ……」

「…どーでもいい」



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