学園ぷりんせす



「話戻すんですけど、ダンスなんてどうでしょうか」


私的にはいい案だと思っていた。しかし…


「桜落ち着け。どうした、ストレスか?」

「そっ、そーだよ!普通の高校生がダンスなんてなんか変だもん!」

「…だるそう」


3人は大ブーイング。でもある人だけは違っていた。


「いいんじゃね?ダンスタイムが始まってカップル同士キスすれば永遠の恋が実るとかな!」

「なにげおもしろそー!やろやろ!!」

「桜がいてこの案が出たんだ。神より桜に感謝!」


麗先輩は後ろから私をぎゅーっと抱きしめる。
でも神さんがこの案を出さなければ…やっぱ生徒会長なだけに頭いいなあ…


「なんだよ、矢崎。俺様のこと見つめやがって……俺様とダンスするか?」

「バ会長。何言ってんだ。桜、俺とダンスするよな?」

「桜ちゃーん!俺とおどろー!」


今度は前から秀くんが飛びついてきた。
みんなと踊っちゃいけないのかなぁ?



.
< 124 / 151 >

この作品をシェア

pagetop