学園ぷりんせす



秀くんがニコリと微笑む。
さっきまでのドキドキが少し無くなったような気がした。


「桜ちゃんってさー…丈のこと好きでしょ?」
「えっ!?」


その言葉に思わず腰を抜かした。


「いっ…いやいやいやいや!でもっ友達としては……」
「友達としてだったら普通は隠れないよ?照れるから隠れようとするんじゃないの?」
「確かに…」
「僕は桜ちゃんのこと応援するよ!…悔しいけど…」


秀くんって優しいな。なんで私なんかにこんな優しくするんだろうと思った。


「とりあえず一緒にダンスしなよ。ついでにちゅーもしちゃえ!」
「え!?」



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