学園ぷりんせす

お姫様と王子様(仮)



そんなこんなで文化祭当日。
文化祭は朝から夜までやり、モノマネ大会や、のど自慢。
軽音部のライブまであり、ここの学校に来てよかったと感じた。

夕方になり、私が廊下を歩いていたときだった。


「矢崎さーん!」


パタパタと走ってくるのは同じクラスの女の子3人だった。


「中里先輩しらない!?矢崎さんなら一緒の生徒会の仲間だし!」
「ごめんなさい!わかりません…」
「じゃあ大塚先輩は?」
「麗先輩もわかりません…」


同じクラスの子達は呆れた顔をして離れていった。

先輩達に口封じされてるわけでもない。本当にわからない。
私も上原くん探してるし……


「矢崎」



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