学園ぷりんせす
「麗先輩ってホント、綺麗な顔してますね。美形というよりイケメン顔ですね!」
「違いあんのかそれ?」
「よくわかりませんけど…麗先輩はイケメン顔です!!」
「じゃあ桜は美少女顔だな」
真顔で見つめる先輩。
そんな麗先輩の言葉をスルーし、私は麗先輩の顔を覗くように顔に近づいた。
「なんかついてる?」
「いや、何もついてませんけど…麗先輩の目って茶色くてカッコイイですねっ!」
「茶色いか?」
「はい!とっても…きゃあ!?」
私はいつの間にか麗先輩の下になっていて、前には麗先輩の顔。顔の横には腕が置いてあった。
「形勢逆転。桜、ちょっとうるさいよ」
ニヤリと微笑む先輩に背筋がゾクッとした。
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