学園ぷりんせす


耳に唇を当てられ、低音ボイスで囁く麗先輩。

そして左手で私の両腕を上にあげ、身動きが出来ない状態になった。

当然私の力は麗先輩には及ぶはずもなかった。


「先輩やめてくだ…っ」

「桜…愛してる。俺が1番お前のこと思ってるから…」


頬や額にキスを落とす麗先輩。

いつも優しい先輩なのに、エッチな気分になると怖い先輩になることを知り、涙が溢れた。

その姿を見て、先輩は目を丸くさせた。


「先ぱ…ひっ…やめてください……」

「……ごめんな、桜。もうしないから…な?」


怖かった目つきが和らぎ、押さえ付けられてた力も無くなった。


「うぅ〜…先輩のエッチぃい〜〜」


先輩は私の頭を優しくぽんぽんと叩き、寝転んでいた体制から座る体制に変えた。


「秀から聞いたんだけどさ、丈のこと好きってマジ?」



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