学園ぷりんせす


突然腕を掴まれた。


「………うるさい。こっちは眠いのに…」

「ごめんなさい…」


とりあえず上原くんの隣の席に座る。

そして、静まる。


なんて会話をすればいいのか…そんなことより、もう時間は無いんだ!と思い、私は勇気を出して、椅子を引き、勢いよく立ち上がった。


「あ、あの!上原くん!!」

「………」


上原くんはまだ伏せて寝ている。


「一緒にダンスお願いしますっっっ!!!!」

「…え?」


上原くんは顔を私のほうに向け、驚いた顔をした。



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