学園ぷりんせす


俺はとりあえず、矢崎のクラスへ行ってみた。


「いないな…あっちへ行ってみ……ん?」

「きぃやああああああああああ!!麗先輩よぉぉ!!」

「麗さ…ちょっと!テメー押すなっつの!!」


俺の周りには、すでに女子まみれで、身動きがとれない状態だ。
いつも女には優しい俺だが、今日は別だ。


「テメーら、邪魔なんだよぉおお!!このブスどもがああああああああ!!」


そう言うと辺りはシーンと静まるかと思っていた。


「ブスって私のことかしら…キャーッ!麗先輩の視界に私が入ったということね!」

「ちげーよ!アタシだよ!!ア・タ・シ!!!」


俺は苦笑いをしながら、女子の大群から逃げ去った。



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