学園ぷりんせす
「時間が早く感じるもん」
バァン!
僕達は別荘に行き、豪華そうな重い扉を開けた。
「………おかえり」
「…ただいま」
僕と桜ちゃんは息切れをしながらソファーに座り、呼吸のリズムを整えた。
「……とりあえずお茶」
丈は僕達の前に置いてある、テーブルの上に冷たいお茶を置いた。
「上原くん、ありがと…」
桜ちゃんは一口お茶を飲むと、瞼を重くしたような目をして寝た。桜ちゃんの寝顔を見ると、僕まで眠くなってしまう。そう思っているといつのまにか僕は桜ちゃんの肩に頭を置き、寝ていた。
「……デコピンして起こしたいな」
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