学園ぷりんせす
「あれ…?みんなおはよお…」
目をゆっくり擦る桜ちゃん。神はなぜか顔を赤くほてらしている。
「矢崎…!?べ、別にお前の為にここにいたわけじゃねぇんだからな!」
ツンデレ化した神を白い目で見た後、僕は桜ちゃんの腕を掴んで、リビングへ向かった。
「ちょ…秀くん!?」
「ここにいると危ない。危なすぎるから逃げてんの!」
僕はバーンとリビングの戸を開けた。開けたそこには美味そうな料理が置いてあった。
「なにこれ…」
「………それは俺が作った。矢崎起きないし、仕方ないから…」
「すっごく美味しい!丈くんシェフになれるよー!!」
桜ちゃんはいつの間にかもくもくとご飯を食べていた。
…桜ちゃんの手作り食べたかったのになあ。
※この時、麗だけ安心していたのは言うまでもない
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